作品の熱気は、ストーリーだけでなく木村拓哉が提示するライフスタイルやビジュアルにも直結しています。特に大きな話題を呼んだのがキムタクのグランメゾン髪型の変遷です。連続ドラマ版で見せた軽やかなパーマとアシンメトリーのツーブロックは、放送直後から全国の美容室でオーダーが殺到するムーブメントを起こしました。
映画版では、パリの過酷な厨房で戦い続ける料理人としてのストイックさを象徴する、金髪のハイライトを効かせた短めのオールバックスタイルへと刷新。大人の色気と荒々しい職人気質を両立させたヘアスタイルは、大人の男性層を中心に再びブームを巻き起こしました。
また、キムタクのグランメゾン衣装も熱烈なフォロワーを生み出しています。尾花夏樹のアイコニックな私服スタイルであるRRL(ダブルアールエル)のレザージャケットやネルシャツ、RED WINGのヴィンテージライクなブーツ、Ray-Banのサングラスなどは、放送・公開のたびに公式ストアや二次流通市場で完売・プレミア化が続出。厨房で纏う洗練されたシェフコートから無骨なアメカジ私服へのギャップは、木村拓哉という稀代のファッショニスタの魅力を最大限に引き出す装置として機能しています。