岩田剛典さんの実家が老舗靴メーカー「マドラス株式会社」であるという噂は、紛れもない事実です。マドラスは1921年(大正10年)に創業された「アジア製靴」を源流とし、イタリアの靴づくりの伝統と日本のクラフトマンシップを融合させた高級革靴ブランドとして、日本の紳士靴・婦人靴市場を牽引してきました。
同社の舵取りを担うのが、岩田剛典さんの実父である岩田達七(いわた たつしち)氏です。達七氏は慶應義塾大学経済学部を卒業後、米国留学を経てマドラスに入社し、代表取締役社長に就任。老舗の伝統を守りつつ、撥水・透湿機能を持つGORE-TEX(ゴアテックス)採用モデルの投入や銀座直営店の展開など、ブランドのモダン化を推し進めてきた敏腕経営者として財界でも高く評価されています。
また、岩田家のルーツを辿ると、下呂温泉の名湯旅館「湯之島館」の経営など多角的な事業基盤を持ち、遠縁にはサントリー創業家などの名門財閥とも繋がる華麗なる閨閥(けいばつ)が存在します。「慶應卒の社長の息子」として名古屋の豊かな環境で育った岩田剛典さんは、まさに絵に描いたような上流階級の御曹司として幼少期を過ごしました。