「憧れの曲を弾きたいけれど、指が追いつかない」という初心者に向けて、挫折せずに素早く完成度を高める実践的な裏ワザを紹介します。
【難所を間引く「引き算の美学」】
初心者向け楽譜であっても、途中で左手が忙しくなる小節があれば、無理に全部の音を弾く必要はありません。和音の内側の音を省いて「ルート音(一番低い根音)」だけをしっかり鳴らしましょう。骨格となるベース音さえ力強く鳴っていれば、聴き手には十分にかっこよく伝わります。
【テンポを落としてダイナミクスで勝負する】
原曲の速いテンポ(BPM 140前後)を無理に目指すと、打鍵が浅くなりミスタッチが頻発します。最初はBPM 100〜110程度の落ち着いたテンポに設定し、その代わりに「ピアノ(弱)」から「フォルテシモ(極めて強)」への劇的なクレッシェンドを丁寧に表現してください。テンポが少し遅めでも、音の強弱のコントラストが際立っていれば、映画音楽特有のドラマチックな重厚感を十分に演出できます。