寧々の短命を知った花子くん(本名:柚木普)は、何としてでも彼女を生かすための裏工作を秘密裏に進めていました。その手段こそが、寧々の無二の親友である赤根葵(あかね あおい)を生贄として神に捧げることでした。
葵は巫女の血筋を引く特別な存在であり、彼女が生贄として彼岸へ渡ることで、寧々の寿命が肩代わりされて大幅に延びるという残酷な等価交換のシステムが存在していたのです。花子くんは「此岸と彼岸の断絶」を引き起こし、怪異である自分たちと寧々の繋がりを断ち切ってでも、彼女に普通の人間としての長い未来を与えようとしました。
しかし、寧々にとって葵は何物にも代えがたい大切な親友です。自分の命のために親友を犠牲にする未来など受け入れられるはずもなく、寧々は花子くんの思惑を拒絶。危険を顧みずに葵を取り戻すため彼岸の奥底へと乗り込みました。現在、寧々が助かる唯一の道は、七不思議すべての依代を破壊し、境界そのものの仕組みを再構築することへとシフトしています。