ゼッテリア誕生の契機となったのは、2023年4月に成立したゼンショーホールディングスによるロッテリアの完全子会社化です。すき家、はま寿司、ココスなどを傘下に持ち、国内外食産業の頂点に君臨するゼンショーは、手薄だったハンバーガー市場への本格参入の足がかりとしてロッテリアの買収に踏み切りました。
買収完了からわずか5か月後の2023年9月、東京・港区の田町に1号店として産声を上げたのが「ZETTERIA(ゼッテリア)」です。ゼッテリアの名前の由来は、ロッテリア不動の人気看板メニューである「絶品(Zeppin)バーガー」の頭文字「Z」と、気軽に飲食や休憩を楽しめる空間を意味する「カフェテリア(Cafeteria)」を融合させた造語です。
ロッテリアのブランド転換の経緯を辿ると、単なる店舗改装ではなく、ゼンショーが誇るMMD(マス・マーチャンダイジング・システム:原材料の調達から製造・物流・販売までを一貫して自社で管理する仕組み)を注入するための大改革であることが分かります。従来のファストフード像から脱却し、滞在価値を高めた新世代のカフェテリア型バーガーショップへの移行が推し進められています。