クラーク像の台座には、訪れた人々が自らの夢や目標を紙に記して投函する「大志の誓い」のポストが静かに口を開けている。投函された誓いの用紙は展望台の管理事務所で大切に保管され、数年後、あるいは数十年後に再訪した際、当時の投函年月日と名前を伝えることで過去の自分自身が書いた誓約書と対面できる仕組みだ。
修学旅行で誓いを立てた学生が親となり、我が子を連れて再びこの場所を訪れ、色あせた用紙を懐かしそうに受け取る光景も珍しくない。一過性の観光にとどまらず、旅人の人生に寄り添い続けるタイムカプセルのような情緒が、この展望台には満ちている。