このジャンルを語る上で絶対に外せないのが、独自の世界観でSNSを席巻し続けるクリエイターたちの存在だ。中でもアボガド6は、社会風刺や人間の内面世界を比喩的かつ極限まで削ぎ落とされたラインで表現し、世界中に熱狂的なファンを持つ。彼の描く作品は、短文では語り尽くせない生きづらさを一瞬で突きつけてくる。
一方で、鮮烈な色彩感覚とエッジの効いたシャープな線画で異彩を放つのが望月けいだ。エモーショナルでありながらどこか冷徹さも感じさせるキャラクター造形は、ファッショナブルでありながら深い陰影を宿している。両者のアプローチは対極にありながらも、見る者の視線を一瞬で奪い去る強度において共通しており、次世代のクリエイターたちにとっても大きな指針となっている。