コミカルな芸名で親しまれる芋洗坂係長ですが、その本名は小浦一優(こうら かずまさ)といいます。1967年12月18日生まれ、福岡県北九州市門司区出身。エンターテインメントの世界へ足を踏み入れた原点は、お笑いではなく「本格的なダンス」でした。
高校卒業後にプロのダンサーを志して上京した小浦さんは、名門ダンススタジオで腕を磨き、数々の舞台やショーでバックダンサーとしてのキャリアをスタートさせました。並外れたリズム感と柔軟な身体能力はこの青年期に徹底的に培われたものです。しかし、当時のダンス界だけで食べていくことは容易ではなく、表現の場を広げるために劇団のオーディションを受け、演技の世界へとシフトしていきました。
役者としての修業を重ねるなかで運命的な出会いを果たし、後に伝説となるお笑いコンビの結成へと繋がっていきます。芸人、俳優、ダンサー、振付師、さらには絵本作家や演出家まで、多彩な顔を持つ唯一無二の表現力は、こうした濃密な下積み時代によって形作られました。