慣性モーメントの求め方を完全攻略!公式導出と積分計算の決定打

慣性モーメントの求め方を完全攻略!公式導出と積分計算の決定打

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機械設計の実務や試験対策において、頻出する基本形状の重心周りの慣性モーメントは、比較対照しながら構造的に把握しておくのが鉄則です。全質量を $M$、代表的な寸法を $L$(長さ)や $R$(半径)と置いたときの、主要な形状の値を整理しました。

対象剛体の形状回転軸の位置と条件慣性モーメント公式 ($I$)係数の着眼点と幾何学的考察細い均質な棒重心(中心)を通り棒に直交$\frac{1}{12} M L^2$質量が中央付近にも分布するため係数は1/12と極小。細い均質な棒一端を通り棒に直交$\frac{1}{3} M L^2$重心周りより4倍大きい。平行軸の定理で即座に導出可能。薄い円環(フープ)中心を通り面に垂直$M R^2$すべての質量が軸から等距離 $R$ にあるため係数は「1」。一様な円板・円柱中心軸周り(中心を通り垂直)$\frac{1}{2} M R^2$内側から外側へ一様に質量が詰まるため、フープの半分の値。中実の一様な球中心を通る任意の直径軸$\frac{2}{5} M R^2$回転軸近傍にも体積が多く分布するため、円板(1/2)より小さい。薄い球殻(中空の球)中心を通る任意の直径軸$\frac{2}{3} M R^2$内部が空洞で質量が表面に追いやられるため、中実球より大。

係数の並びを「球(2/5=0.4)< 円板(1/2=0.5)< 球殻(2/3≒0.67)< フープ(1.0)」という順序で俯瞰すると、「軸から質量の重心がどれほど外側に分布しているか」という物理的直感と完全に一致することが分かります。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。