標準仕様書は対象工種ごとに複数の分冊で構成されています。分野ごとの主たる変更トレンドを把握しておくことが、円滑な施工監理への近道です。
1. 建築工事編
躯体工事ではコンクリートの品質管理基準や鉄筋継手に関する記述が見直されたほか、仕上工事においては長寿命化やメンテナンス性を考慮した防水工法・外壁タイル剥落防止対策の規定がアップデートされています。
2. 電気設備工事編
LED照明の標準化完了を受けた制御仕様の高度化、BEMS(ビルエネルギー管理システム)連動基準、さらには受変電設備や非常用発電設備の耐震クラス・停電対策基準の細微な見直しが図られています。
3. 機械設備工事編
空調・衛生設備における省エネルギー基準の引き上げ、フロン排出抑制法に対応した冷媒管理、配管材料の耐食性向上および更新性を考慮した配管ルートの確保基準などが強化されています。
4. 公共建築改修工事標準仕様書
ストック活用社会への移行に伴い、公共建築改修工事標準仕様書の重要性は年々高まっています。居ながら改修における騒音・振動対策、既存躯体の調査診断方法、アスベスト等の事前調査手順と連動した撤去基準が一段と明確化されました。