「イチボ」「トモサンカク」「ミスジ」「シンシン」——スーパーの店頭では滅多に見かけない希少部位が並ぶのも、精肉店ならではの強みだ。一頭買いを行う店では、余すことなく部位ごとの魅力を引き出す処理が行われている。
さらに近年では、個人店レベルでのドライエイジング(乾燥熟成)やウェットエイジングの技術が飛躍的に向上した。数週間じっくりと寝かせ、旨味成分であるアミノ酸を凝縮させた熟成肉は、特別な日のメインディッシュとして飛ぶように売れている。家で焼くだけで高級ステーキ店の味を再現できるのだから、コストパフォーマンスの面でも非常に優れていると言えるだろう。