浪川大輔が明かす『ジョジョ』アナスイ役に込めた異彩と覚悟の裏側

浪川大輔が明かす『ジョジョ』アナスイ役に込めた異彩と覚悟の裏側

話題沸騰中の 浪川大輔が明かす『ジョジョ』アナスイ役に込めた異彩と覚悟の裏側について、多角的な視点を整理して公開しています。

『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』のマイク前は、まさに酸欠必至の戦場だったと浪川は述懐する。荒木飛呂彦が紡ぎ出す唯一無二のセリフ回しは、文字で読むインパクトと実際に口から吐き出す言葉としてのリズムが決定的に異なる。一音一音に込められた独特のタメや叫び、独特の擬音。それらを画面の作画スピードと同調させながら、人間の限界ギリギリのテンションで音圧をぶつけ合う日々が続いた。

「ジョジョのアフレコは、体力を温存しようとした瞬間に画面の気迫に負ける」。現場の緊張感は異様なほど高く、キャスト陣が酸欠で目眩を起こすことも珍しくなかったという。NGを出さずとも、監督や音響監督から「もっと狂気を」「もっと生々しく」という要求が次々と飛ぶ。画面から溢れ出る熱量に対して声優陣が肉体と喉を極限まで削って応えるプロセスこそが、あの圧倒的なクオリティを支える真実だった。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。