下げ振りを用いた垂直測定の基本原理はシンプルですが、ミリ単位の精度を出すためには器具の正しい保持と読み取り手順の理解が欠かせません。現代の建築現場では、針やマグネットで柱・梁に固定できる自動巻き取り式の保持器(タジマ「パーフェクトキャッチ」等)が標準的に用いられています。
測定を行う際、まず重要となるのが下げ振り 糸の張り方 コツです。保持器を柱の最上部にしっかりと固定したら、糸を柱と平行に下ろしていきます。このとき、糸が柱の節や凸凹、木肌の毛羽立ちに触れてしまうと、その時点で正確な垂直線が狂ってしまいます。保持器の先端から柱面までの距離(オフセット距離・ピッチ)と、下部の錘(オモリ)から柱面までの距離が完全に一致しているかを計測するのがピッチ下げ振り 使い方の基本原則です。
具体的な下げ振り 垂直 測り方の手順は以下の通りです。
1. 柱上部の基準点にマグネット付き下げ振りまたは固定針を打ち込み、保持器を確実にセットする。
2. 糸巻きドラムのロックを解除し、錘が床面から約10mm〜20mm浮いた状態になるよう糸の長さを調整する。
3. 上部の保持器が設定している基準ピッチ(例:50mm)を確認する。
4. 柱下部において、下げ振りの錘先端または目盛り付きストッパーと柱面との距離をスケール(コンベックス)で計測する。
5. 下げ振り 目盛りの読み方に従い、上部ピッチ(50mm)と下部ピッチの実測値を比較する。下部が52mmであれば柱は外側に2mm倒れており、48mmであれば内側に2mm傾いていると判定できる。