中村里砂の恋愛観・結婚観を読み解く上で避けて通れないのが、両親の存在と育った家庭環境です。彼女の父親は昭和から平成、令和と第一線を走り続ける名優・中村雅俊、母親は清純派女優として一世を風靡した五十嵐淳子です。
家族構成は両親と兄1人、姉2人、そして末っ子である里砂の4人兄妹(6人家族)。芸能界屈指のビッグカップルとして知られる中村雅俊・五十嵐淳子夫妻は、結婚から数十年を経た現在もおしどり夫婦の象徴として語られます。
幼少期から「両親が互いを尊重し合い、深く愛し合っている姿」を日常として見て育った経験は、彼女の結婚観に二面性の影響を与えています。
ひとつは、「結婚生活とは本来、非常に美しく温かいものである」という肯定的な前提です。バラエティ番組等で両親について問われた際も、父の優しさや母の家庭的なサポートについて敬意を持って語っており、家庭崩壊やトラウマといったネガティブな要因は一切見当たりません。
もうひとつは、その理想が高すぎるがゆえの慎重さです。「両親のような完璧な信頼関係を築けないのであれば、無理に形だけの結婚をする意味がない」という無意識のハードルが存在していると考えられます。偉大な両親の背中を見ているからこそ、妥協による結婚を潔しとしない価値観が根底に息づいています。