Q1:リンデロンVGのほうが「V」よりステロイドとして強力な薬なのですか?
A1:いいえ、ステロイド成分としての強さは全く同じです。両者ともに「ベタメタゾン吉草酸エステル」が同一濃度(0.12%)で配合されており、日本外用薬分類の「ストロング(III群)」に属します。VGは抗生物質(ゲンタマイシン硫酸塩)が追加されているだけであり、ステロイド自体の炎症を鎮めるパワーが強化されているわけではありません。
Q2:虫刺されや突然のかゆみには、どちらを塗るのが適切ですか?
A2:細菌感染を伴わない通常の虫刺されや湿疹であれば、抗生物質の入っていない「リンデロンV」が適しています。VGに含まれる抗生物質は、患部を掻きむしって血や浸出液が出ているなど、明らかな二次感染のリスクがある場合に限って使用されるべき薬です。無用な抗生物質の使用は耐性菌を生むリスクを高めるため、基本はVで十分対応可能です。
Q3:何年も前に処方されたリンデロンが引き出しにあります。使っても大丈夫ですか?
A3:使用を避けて直ちに廃棄してください。外用薬は一度開封すると空気に触れ、徐々に成分の酸化や基剤の劣化が進行します。特にチューブの口から雑菌が混入して内部で繁殖している可能性があり、古くなった薬剤を肌に塗ることで接触皮膚炎を引き起こす恐れがあります。処方薬は「その時の診察で指示された期間」で使い切るか、余ったものは処分するのが原則です。