被害が表面化したきっかけは、SNS上での匿名の投稿だった。拡散の主戦場となっているX (旧Twitter)の地下コミュニティや海外掲示板では、無断撮影されたとみられる画像や動画が暗号資産と引き換えに売買されている。
一部のセンセーショナルなスクープで知られる週刊文春などの報道メディアも、ホテル内部での隠し撮り手法や、元交際相手による復讐目的の投稿といった複合的な流出要因を追及し始めた。かつてのような単純な嫌がらせにとどまらず、反社会的組織の資金源に利用されている痕跡すら見え隠れする。
現場を取材したITジャーナリストは次のように指摘する。「エアコンの吹き出し口や火災報知器の隙間、果てはコンセントの穴にまで潜む超微細カメラは、肉眼での発見が非常に難しい。さらに、客室内Wi-Fiの暗号化が甘い場合、スマートフォンの通信データ自体が途中で盗聴されるリスクも潜んでいる」。