店舗のガラス越しに覗くことができる調理場は、まるで精密な機械のように洗練された職人たちの舞台だ。生地を均等に切り分け、餡を乗せ、瞬く間にひだを寄せて包み込んでいく。そのスピードは1個あたりわずか数秒。
「手包みでなければ、この皮の弾力と肉汁の閉じ込めは再現できない」——長年厨房に立つ職人はそう語る。効率化が求められる現代にあっても、手粉を舞わせながら一つ一つ丁寧に仕上げる手仕事へのこだわりは揺らがない。
蒸籠(せいろ)から豪快に立ち上る白い湯気とともに、次々と運ばれてくる出来立ての豚饅。その光景自体が、南京町を訪れる人々にとって最高のエンターテインメントとなっている。