皮膚の治療と同時に進めなければならないのが、室内からの完全駆除である。どれほど皮膚科で傷を治しても、住環境に虫が潜んでいれば再被害は免れない。
厚生労働省や国立感染症研究所が発信する啓発情報でも言及されているように、現代のトコジラミは従来のピレスロイド系殺虫剤に対して強い抵抗力を獲得したスーパートコジラミへと進化している。そのため、市販のバルサンや一般的な殺虫スプレーでは死滅せず、逆に薬剤から逃れて家中に拡散してしまう恐れがある。
こうした状況に対し、害虫防除技術者が所属する専門企業では、高熱処理(50℃以上の熱風照射やスチーム処理)と最新の殺虫薬剤を組み合わせた複合防除技術を導入している。害虫駆除業界の専門家に早急に調査を依頼し、潜伏場所であるベッドの隙間や壁紙の裏まで徹底的に施工することが、被害根絶への唯一の道だ。