全身麻酔が効きにくい人の特徴とは?お酒や遺伝に潜む衝撃の真相を徹底解説

全身麻酔が効きにくい人の特徴とは?お酒や遺伝に潜む衝撃の真相を徹底解説

全身麻酔が効きにくい人の特徴とは?お酒や遺伝に潜む衝撃の真相を徹底解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

遺伝子と麻酔の効きやすさに関する研究で最も著名な発見の一つが、赤毛や色白の肌に関連するメラノコルチン-1受容体(MC1R)遺伝子の変異だ。ハーバード大学医学部をはじめとする国際的な研究チームが主導したMC1R遺伝子変異と麻酔耐性に関する研究プロジェクトでは、この遺伝子変異を持つ人々が麻酔に対して特異的な抵抗性を示すことが実証された。

研究によると、MC1R遺伝子保有者は、そうでない人と比べて吸入麻酔薬の必要量が約19%多くなる傾向が確認されている。さらに局所麻酔薬であるリドカインに対しても耐性を示すことが分かっている。メラニン色素の生成に関わる受容体が、なぜ脳内の痛みを感じる経路や中枢神経系の感受性に影響を与えるのか。色素細胞と中枢神経系が同じ発生学上の起源(外胚葉)を持つことから、中枢におけるオピオイド受容体のシグナル伝達回路が変化しているためと考えられている。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。