「切ってみたら真ん中に大きな隙間が空いていた」という空洞果(くうどうか)は、家庭菜園で非常に多い失敗例です。空洞果が発生する主な原因は、肥大初期の低温や水分不足、あるいは着果後の窒素肥料過多による急激な果肉肥大です。
果皮の成長と果肉の成長スピードにズレが生じると、中心部に引っ張られるような力が働いて組織が裂けてしまいます。着果後15〜20日間の果実肥大期には極端な乾燥を避け、一定の土壌水分を維持することが空洞化を防ぐポイントです。
そして、小玉スイカの糖度を12度以上の極上レベルまで引き上げる秘訣が、「収穫前7〜10日間の完全な水断ち(灌水制限)」です。
収穫直前に土を乾かし気味に管理することで、果実内の水分が適度に凝縮され、糖度が劇的に上昇します。さらに、果肉の細胞が引き締まることでスイカ特有のシャリ感が際立ち、収穫遅れによる裂果のリスクも大幅に抑えられます。露地栽培の場合は、収穫前の長雨を避けるために株元へビニールマルチや雨除けシートを設置するのが効果的です。