整備された親水護岸からは、対岸の無人島・猿島が目前に迫り、東京湾を行き交う大型船を眺めながら竿を出せるのがうみかぜ公園の最大の魅力です。護岸には転落防止用の頑丈な安全フェンスが巡らされており、ファミリーフィッシングにも適した環境が保たれています。
アングラーの間で最も熱狂的な視線を集めるのが、夏秋から真冬前まで続くうみかぜ公園の夜釣りタチウオポイントの攻防です。この一帯は東京湾の幹線航路に面しているため潮通しが極めて良く、回遊魚の接岸ルートになっています。特に「潮が当たる北東・南東の角付近」は激戦区であり、夕マズメから電気ウキの赤い光が海面を埋め尽くします。キビナゴをエサにしたウキ釣り、太刀魚テンヤの引き釣り、メタルジグやワインド釣法など多彩なアプローチで指3本から4本半クラスの「ドラゴンサイズ」が連日記録されます。
直近のうみかぜ公園の釣り・釣果情報を現地取材すると、夜のタチウオだけでなく、日中はサビキ釣りでのアジ・イワシ・サバ、初夏から秋にかけてのちょい投げ釣りによるシロギス、カレイ、ルアーでのイナダやサゴシなど青物の回遊も報告されています。ただし、現場では以下のような厳しい現実の声も聞かれます。
「東京湾奥からの潮流が川のように速く走る日がある。軽いオモリだと一瞬で流されて隣の釣り人とオマツリ(仕掛けの交差)になる。周りへの声掛けと20号以上のしっかりした仕掛け準備が欠かせない」(堤防歴15年の常連アングラーの証言)
また、背後の広大な舗装スペースを活用したうみかぜ公園スケートボードパークの利用時間にも注視が必要です。関東随一のクオリティを誇るコンクリートボウルやバンク、レールを備えているため、プロ志望からジュニア層まで幅広いライダーが集結します。過去には夜間の金属音や滑走音に対する近隣住民からの苦情が激化し、夜間照明の制限や滑走利用制限が厳しく定められました。現在は利用規約の遵守が呼びかけられ、ヘルメットの未着用や指定時間外の無断滑走には厳格な対応がとられています。