コスメレビューサイトやSNSのコミュニティを分析すると、ハイライトにまつわる悲痛な失敗談が数多く浮き彫りになります。最も目立つのは「至近距離の鏡の前では完璧に見えたのに、自然光の下で見たら毛穴がクレーターのように凹凸を主張していた」「写真で見ると鼻先だけ白浮きしてピエロのようだった」という声です。
ハイライト失敗しない塗り方を体得するために、知っておくべき3大NGパターンを検証します。
- 毛穴が目立つエリアへの大粒ラメ・パールの配置:小鼻のキワや頬の内側など、毛穴が開きやすい場所にハイライトを乗せると、光が凹凸のフチを照らし出し、肌のキメの粗さを拡大鏡のように目立たせます。毛穴が気になるエリアには「ツヤ」ではなく「フォギーな明るさ」を与える無機質なハイライターを選ぶべきです。
- 顔全体の引き視点を無視した「部分塗り」:手鏡だけを見てメイクを仕上げると、顔全体の明暗バランスが崩壊します。メイク中は必ず腕を伸ばした距離(約50センチ)で全体像を確認し、光が特定箇所に偏っていないかをチェックする習慣が不可欠です。
- 皮脂テカリゾーンとの混同:皮脂分泌が多いTゾーン中央やあごの中央広域に光を足すと、時間が経つにつれて皮脂とハイライトが混ざり合い、崩れた印象を加速させます。皮脂が出やすい方は、あらかじめ皮脂崩れ防止下地で土台を整えておくことが前提条件です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
ハイライトは万人にとって魔法の杖である一方、肌状態や顔立ちのタイプによって塗布量と場所をシビアに見極める必要があります。
【積極的な活用をおすすめできる人】
・顔立ちが平面的で、メリハリのある立体感を作りたい人
・夕方になるとくすみやすく、顔全体が疲弊した印象に見えやすい人
・中顔面の余白を埋めて、小顔に見せたい人
【配置やアイテム選びに慎重になるべき人】
・頬や鼻周りの開き毛穴・ニキビ跡の凹凸が目立つ人(パール粒子が影を強調するため、粒子の細かいリキッドかマットハイライトへ変更が必要)
・Tゾーンの極端なオイリー肌の人(光を足す前に余分な皮脂を抑え、ツヤは目元Cゾーンのみに限定するのが賢明)