40代引きこもりの深刻な現実と脱出への道|親亡き後を生き抜く公的支援策

40代引きこもりの深刻な現実と脱出への道|親亡き後を生き抜く公的支援策

40代引きこもりの深刻な現実と脱出への道|親亡き後を生き抜く公的支援策にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

内閣府が公表した中高年ひきこもり実態調査によれば、40歳から64歳までの引きこもり状態にある人の約半数は「40代」が占めています。その引き金となった要因を辿ると、本人の甘えなどではなく、構造的な社会要因が色濃く影を落としていることが浮き彫りになります。

特に現在の40代は、バブル崩壊後の雇用環境が最も冷え込んでいた時期に社会へ出た「就職氷河期世代」と重なります。正社員の職を得られず非正規雇用を転々とする中で心身を削られたり、職場の人間関係で過度なストレスを受けたりして退職を余儀なくされたケースが目立ちます。国による就職氷河期世代支援プログラムも拡充されてはいるものの、一度社会から退いた当事者が自発的にアプローチするには依然として心理的ハードルが高いのが現状です。

さらに見過ごせないのが、大人の発達障害と引きこもりの関連性です。当時はASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動症)への社会的理解や診断体制が整っておらず、「空気が読めない」「要領が悪い」と職場環境で責められ続け、自己否定感を募らせて孤立に至ったケースも多数報告されています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。