グループのリーダーを務めたジャッキー吉川(本名:吉川幸夫)は、卓越したリズムキープ力と圧倒的なダイナミクスを誇る名ドラマーでした。1938年に東京都で生まれた彼は、ジャズドラムの名手・ジョージ川口に師事し、若くしてプロの世界に飛び込みました。
1957年に結成されたブルー・コメッツのリーダーに就任した吉川は、個性派揃いのメンバーを厳格なプロフェッショナリズムで統率しました。ステージでの妥協なき演奏姿勢とは裏腹に、温厚で面倒見の良い人柄でも知られ、メンバーや後輩ミュージシャンから厚い信頼を寄せられていました。
晩年も音楽への情熱を燃やし続け、生涯現役のドラマーとしてステージに立ち続けましたが、2020年4月に81歳で惜しまれつつ逝去。彼が残した重厚かつタイトなビートは、今なお多くの後進ドラマーからリスペクトを集めています。