名古屋市科学館が国内屈指のエンターテインメント科学館と呼ばれる所以は、「竜巻」「放電」「極寒」「水のひろば」という巨大な体験型展示(4大ラボ)にあります。しかし、これらを無計画に回ろうとすると、整理券の発行終了や実演スケジュールの重複に直面し、立ち往生することになります。各ラボの運営形態を正しく理解し、タイムスケジュールを逆算した動きが求められます。
最難関となるのが、マイナス30度の極寒環境とオーロラの全天周映像を体験できる「極寒ラボ」です。防寒着を着込んで氷点下の世界へ足を踏み入れるこのアトラクションは、1回の定員が極めて少なく設定されています。体験には極寒ラボ整理券が必須であり、理工館5階の専用発券機にて開館直後から順番に配布されます。土日祝日には開館から30〜40分で午後の回も含めて全枠が配布終了となるため、入館したらエレベーターではなくエスカレーターまたは階段を使って理工館5階へ直行するのが定石です。
一方、大迫力の火花と轟音が鳴り響く「放電ラボ」も整理券制(または入替定員制)が採用されています。2基の巨大テスラコイルから放たれる120万ボルトの人工稲妻は圧巻の一言ですが、放電ラボ実演時間は1日複数回のスケジュール制となっており、実演開始のタイミングに合わせて理工館4階へ滑り込む必要があります。対照的に、高さ9メートルに及ぶ巨大な空気の渦を発生させる「竜巻ラボ」は、竜巻ラボ公開時間が1日4〜5回程度設定されているものの、吹き抜け構造の2階から4階のどこからでもガラス越しに見学可能です。整理券に縛られないため、他ラボの空き時間を埋める柔軟なパーツとして旅程に組み込むのがスマートです。