豊田通商株式会社は、伊藤忠商事や三菱商事などと並び、日本の産業を支える総合商社の一角を担う巨頭だ。金属、自動車、社会インフラから生活産業に至るまで、地球規模でビジネスを展開する巨大組織であり、従来の新卒採用はどちらかと言えば重厚長大で堅固なスタイルが主流だった。
しかし、急速に変化するグローバル市場と就職活動生の価値観に対応するため、同社は従来の採用枠組みを果敢に見直し始めている。堅苦しい会社説明会や一歩通行の情報発信ではなく、オープンで風通しの良い社風をダイレクトに伝える試み。その象徴的な取り組みとして前線に立ったのが、話題の採用チームだった。商社=泥臭い、あるいは敷居が高いというステレオタイプを覆し、若年層の心理的ハードルを下げることに成功している。