そもそも、なぜこの言葉がこれほどまでに目の敵にされてきたのだろうか。歴史を紐解くと、実は「了解しました」が明確にマナー違反とされ始めたのは、それほど古い話ではない。2000年代以降に乱立したビジネスマナー本や、マナー講師たちが「分かりやすいルール」として広めた側面が強いのだ。
言語学的には、「了解」という言葉自体に上下関係を規定する強い意味合いはない。しかし、「了解=許可する」というニュアンスを感じ取る人が一定数いることも事実だ。この「なんとなく不快」という主観的な感覚が、いつの間にか「絶対に使ってはならないタブー」へとすり替わっていった。