カジュアルブランド特有の「ワンシーズンでヨレる」「安っぽく見える」という課題に対し、彼らが打ち出した回答は徹底した素材開発だった。特に注目すべきは、テキスタイルメーカーとの共同開発による独自生地の採用だ。光沢感を抑えたマットな質感のウール調ポリエステルや、手触りの良い高密度ニットなど、遠目から見てもひと目で「質が良い」と伝わる仕上がりを見せる。
縫製技術にも妥協がない。肩まわりの可動域を広げる立体カッティングや、襟元のへたりを防ぐ特殊な芯材の使用など、ジャケットやシャツの仕立ては数万円クラスの専門ブランドに肉薄する。コストパフォーマンスという一言で片付けるのが惜しいほどのクオリティ向上である。