現在でこそ子供を持たない生活を穏やかに楽しんでいる2人ですが、結婚当初からその結論に至っていたわけではありません。結婚から数年が経った頃、綾菜は「大好きなカトちゃんの子供を産みたい」と真剣に願っており、実際に妊活を前向きに検討していた時期がありました。
しかし、妊活への思いを行動に移そうとした矢先、夫である加藤茶が待ったをかけました。加藤は自身の年齢を客観的に見つめ、綾菜の将来を誰よりも真剣に案じていたのです。
加藤茶は当時、綾菜に対して次のような胸中を打ち明けました。「もし今子供が生まれても、成人するまで自分が元気に生きていられる保証はない。幼い子供を遺して自分が先に旅立ってしまったら、まだ若い綾菜に重い苦労を背負わせてしまう」。
自分がいなくなった後も、綾菜には自分の人生を歩んでほしいという深い愛情からの言葉でした。綾菜も夫の体調面や心からの気遣いを受け止め、涙ながらに納得したといいます。夫婦で徹底的に対話を重ねた末、「子供を作らず、残されたふたりの時間を何よりも大切にする」という固い決断に至りました。