家庭でのプチ節約術として大人気の「リボーンベジタブル(再生栽培)」。豆苗の根元を水に浸けておくと数日で新しい芽がグングン伸びてきますが、かいわれ大根で同じことを試みて根を腐らせてしまった経験を持つ人も多いはずです。この差には、植物の構造的な理由が存在します。
豆苗が再収穫できる理由は、「茎の根元に成長点(脇芽)が残っていること」と「大きな種子に蓄えられた豊富なデンプンや栄養」にあります。収穫時に根元から2〜3cmほど上の節(脇芽)を残してカットすれば、種に残ったエネルギーを使って再び茎を伸ばすことが可能です。
対してかいわれ大根は、双葉のすぐ下の茎を切ってしまうと成長点が完全に失われます。さらに小さな大根の種には、一度発芽した後に茎を再生させるだけの余力(蓄積栄養)が残されていません。つまり、かいわれ大根の再生栽培は植物学的に不可能なのです。
豆苗の再生栽培を成功させるコツは以下の3点です:
① 水替えは1日2回(夏場は3回)行い、雑菌の繁殖と水腐れを防ぐ。
② 水を入れすぎない(種が完全に水没すると窒息して腐るため、根だけが浸かる水位をキープ)。
③ 日当たりの良い室内に置き、収穫回数は衛生面と茎の細さを考慮して「最大2回まで」を目安にする。