このブームをさらに加速させているのが、空前の広がりを見せる「推し活」カルチャーだ。ファンにとって、推しのステッカーやトレーディングカード、ライブの銀テープなどは宝物そのもの。これらを傷つけることなく、美しくレイアウトして保存する媒体としてシール帳が再評価された。
お気に入りのシールを中心に配置し、マスキングテープや背景用ペーパーでデコレーションを施す。出来上がった1ページは、まさに個人の愛と情熱が凝縮されたアートワークだ。完成したページをスマホで撮影し、SNSにアップして同好の士と繋がる――アナログな作業から始まり、最終的にデジタルで共有されるという循環が、若年層の熱量を極限まで引き上げている。