Q1:急ブレーキ時にペダルから激しい振動と「ガガガッ」という異音がします。故障ですか?
A1:故障ではありません。ABSが車輪のロックを防ぐために、ブレーキ油圧を毎秒数十回にわたって減圧・加圧している正常な作動音とキックバック現象です。絶対にペダルを緩めず、車が完全に停止するまで力いっぱい踏み続けてください。
Q2:ABS警告灯がついたまま走行しても大丈夫ですか?車検には通りますか?
A2:通常のブレーキは作動するため低速での緊急移動は可能ですが、急ブレーキ時のロック防止や横滑り防止装置(ESC)が一切作動しないため極めて危険です。また、警告灯が点灯した状態では車検に100%通りません。速やかに整備工場でOBD診断を受けてください。
Q3:昔教わった「ポンピングブレーキ」はABS付きの車でも有効ですか?
A3:現代の車では絶対にやってはいけません。ドライバーが自力でポンピングを行うとABSの精密な電子制御が中断され、かえって制動距離が大幅に伸びてしまいます。フルブレーキを一気に踏み込み、そのまま保持するのが正しい操作法です。
Q4:雪道や砂利道だとABSを作動させても止まらない気がするのはなぜですか?
A4:新雪や深い砂利道では、タイヤをあえてロックさせて雪や土を前方に押し固める「クサビ効果」が使えなくなるため、ABS装着車の方が制動距離が伸びる物理的特性があります。ABSは「曲がるための舵角を確保する装置」と割り切り、雪道では十分な減速と車間距離の確保を徹底してください。