感染初期における適切な行動には、ウイルスの特性と症状の推移を正確に把握しておく必要があります。
インフルエンザ初期症状見分け方として最も特徴的なのは、発症の「急激さ」です。風邪や一般的な呼吸器感染症がくしゃみや喉の違和感から徐々に悪化するのに対し、インフルエンザは数時間のうちに38度〜40度の高熱へと一気に跳ね上がり、強い悪寒や頭痛、全身の倦怠感が現れます。
インフルエンザ潜伏期間と感染力にも明確なパターンが存在します。潜伏期間は通常1〜3日(最長7日)と非常に短く、発症する前日からすでに微量のウイルスを排出しています。特に感染力が強いのは発症後3〜5日間とされており、学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」を出席停止期間と定めています。
学校現場におけるインフルエンザ学級閉鎖基準については、法律で一律の数値が義務付けられているわけではありません。しかし実務上は、学級内の感染・欠席者が全体の10〜20%程度に達した段階で、校医と保健所の協議を経て数日間の学級閉鎖や学年閉鎖の判断が下される運用が定着しています。