ブロッコリーの下処理時によくある誤解として、「表面についている白い粉は残留農薬やカビではないか」という不安の声がネット上で散見されます。しかし、このブロッコリーの白い粉とブルームの違いを正しく理解しておくことが重要です。
ブロッコリーの表面を覆う白い粉の正体は「ブルーム(果粉)」と呼ばれる天然のロウ成分です。ブロッコリー自らが生成する脂質由来の物質であり、雨水を弾いて過湿による腐敗を防いだり、水分の蒸発を防いでみずみずしさを保つ役割を果たしています。ブドウやキュウリの表面に見られる白い粉と同様、人体には完全に無害です。
見分け方のポイントとして、全体に均一に薄く広がっており、指でこすると地肌の濃い緑色が顔を出す場合はブルームです。一方で、局所的に綿状に盛り上がっていたり、異臭やぬめりを伴う場合はカビの可能性があるため、その部分を大きめに取り除くか廃棄を検討してください。白い粉を落とそうとして洗剤等で過剰にこすり洗いする必要は全くありません。