慶応3年11月15日、京都近江屋で坂本龍馬と中岡慎太郎が暗殺された。大頭領を失った海援隊は、即座に組織崩壊の危機に直面する。
報せを受けた隊員たちの怒りはすさまじかった。陸奥宗光らは新選組の関与を疑い、油小路の天満屋を襲撃(天満屋事件)。感情を爆発させた若者たちの復讐劇は、幕末の混乱をさらに加熱させた。
やがて維新の夜明けとともに海援隊は解散を余儀なくされる。しかし、隊員たちの足跡は消えなかった。官界に進み外交を担った陸奥宗光、造船事業で実業界に貢献した白峰駿馬、教育や事業の道へ進んだ者たち。龍馬という太陽を失った後も、彼らはそれぞれの場所で新しい日本を形作っていった。