Wordで文字サイズを10.5pt(標準)から12ptや14ptへと拡大した瞬間、行間が突如として2倍近くに広がってしまう現象が頻発します。「行と段落の間隔」メニューから「1.0」を選んでも全く狭くならないため、不具合を疑う方も少なくありません。
このトラブルを引き起こす決定的な原因は、ページ全体に引かれている見えない罫線である「行グリッド線」です。
Wordには、原稿用紙のように行の位置を等間隔で揃える「行グリッド線に合わせて配置する」という初期機能が備わっています。フォントサイズが標準の枠内に収まっている間は1行分のスペースに配置されますが、文字サイズが枠(標準では10.5pt前後)をわずかでも超えると、Wordは「1行には入り切らない」と判断し、自動的に2行分のスペース(グリッド2本分)を割り当ててしまうのです。
この勝手な2行跨ぎをストップさせる手順は極めてシンプルです。
【行グリッド線の合わせる設定を解除する手順】
- 行間を詰めたいテキストの範囲を選択する。
- 「ホーム」タブの「段落」グループ右下にある小さな矢印(段落の設定ダイアログボックス起動ツール)をクリックする。
- 「インデントと行間隔」タブを開く。
- 画面下部にある「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」のチェックを外す。
- 「OK」をクリックする。
このチェックを外すだけで、文字サイズに応じた自然で締まりのある行間へと瞬時にリセットされます。