近年、インターネット上で海外製のペット医薬品を個人輸入する通販サイトが散見される。正規の動物病院より安価に入手できる点から利用を検討する飼い主もいるが、ここには重大な危険が潜んでいることを知っておくべきだ。
偽造医薬品の流通リスクはもちろんのこと、適切な温度管理がなされずに輸配送された薬品は成分が劣化している可能性がある。さらに、万が一深刻な副作用が発生した場合でも、個人輸入した医薬品は国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となり、一切の補償を受けられない。愛犬の命に直結する予防薬だからこそ、信頼できる獣医師の診察を受けた上で正規ルートの処方を受けることが、結果として最もコストパフォーマンスが高く安全な選択となる。