ジャパネットのダイソン扇風機は本当にお得か?型落ちの真相と落とし穴

ジャパネットのダイソン扇風機は本当にお得か?型落ちの真相と落とし穴

ジャパネットのダイソン扇風機は本当にお得か?型落ちの真相と落とし穴に関する主要な事実を詳しくまとめました。最新データをチェックしましょう。

購入時の本体価格だけに目を奪われていると、使い始めてからのランニングコストで思わぬ痛手を被ります。特に購入前の入念な試算が欠かせないのがダイソン Hot+Cool 電気代の実態です。

ダイソンのHot+Coolは、冷風モード(扇風機)と温風モード(ヒーター)で消費電力が桁違いに変動します。冷風時の消費電力は最小で約5W、最大風量でも約40W程度に収まります。全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金目安単価(31円/kWh)で算出すると、冷風モードを1日8時間使用しても1カ月の電気代は約300円弱です。一般的なDCモーター扇風機と同等水準の省エネ性能を誇ります。

問題は冬場の温風モードです。温風運転時の定格消費電力は最大1200Wに達します。これは一般的な電気ストーブやドライヤーを最強で使い続けるのと同等の負荷です。

  • 温風モード(1200W)を1時間使用:約37.2円
  • 1日6時間使用した場合の日額:約223.2円
  • 1カ月(30日)使い続けた場合の月額:約6,696円
  • 1日8時間使用した場合の月額:約8,928円

「エアコンを点けるのが面倒だから」と、リビングの主暖房代わりにダイソンの温風をつけっぱなしにした結果、1カ月の請求書を見て悲鳴を上げる家庭が後を絶ちません。ダイソンは部屋全体を対流させて温めるサーキュレーター的役割や、足元を素早く温めるスポット暖房には極めて優秀ですが、気密性の低い広い部屋をこれ1台で暖め切る設計にはなっていません。

一方で、ランニングコストにおける「意外な利点」もあります。それがダイソン 空気清浄ファン フィルター代との比較です。空気清浄機能を搭載したモデルの場合、メーカー推奨の純正交換用フィルターは年に1回の交換で約7,000円〜8,000円前後の定期出費が発生します。しかし、ジャパネット仕様のAM09にはフィルター自体が存在しないため、年間のフィルター維持費はゼロ円です。「消耗品のランニングコストを一切払いたくない」という人にとっては、この型落ち仕様が大きなメリットに転じます。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。