国際ビジネスの現場や外資系企業のコミュニケーション現場において、この「try」の取り違えは思わぬ誤解の温床となっています。
現場のITサポートデスクやプロジェクト管理のログを分析すると、以下のような実例が頻出しています。
【トラブル事例:サーバー復旧の報告メール】
日本人エンジニアが海外クライアントに対し、トラブルシューティングとして「サーバーを再起動してみました」と伝えるつもりで、次のように送信しました。
❌ "I tried to reboot the server."
これを受け取ったネイティブ担当者は、「サーバーを再起動しようと試みたが、エラー等で再起動できなかったのだ」と解釈し、「なぜ再起動できなかったのか?別の復旧手段はあるのか?」と緊急連絡を返す事態に発展しました。本来伝えるべきだった表現は以下の通りです。
⭕ "I tried rebooting the server."
「試しにサーバーを再起動してみた(その結果どうなったかを見る)」という事態の進捗を報告するには、動名詞を用いるのが絶対条件となります。日米のビジネスコミュニケーション調査でも、こうした動名詞と不定詞の取り違えによるステータス認識のズレは頻発しており、注意が必要です。