ヴィラン連合の幹部として冷酷非情な行動を繰り返してきた荼毘の正体が、エンデヴァーの長男「轟燈矢」であると白日の下に晒された瞬間は、作中のみならず現実のファンコミュニティにも激震を走らせました。
その決定的な場面が描かれたのは、原作第290話「ダビダンス」(アニメ6期第124話・第11話)です。ギガントマキアの背上で黒髪を脱色し、自らの地毛である白髪を露わにしながら狂気的に舞い踊る姿は圧巻でした。同時にあらかじめ録画していた暴露映像を全国放送で電波ジャックし、父親である新No.1ヒーロー・エンデヴァーの家庭内暴力や自らの出自を世間に告発したのです。
アニメ版で荼毘/轟燈矢を演じた声優の下野紘さんによる鬼気迫る怪演も話題を呼びました。底知れぬ憎悪と歓喜が入り混じった「過去は消えない」という痛烈なフレーズは、単なる悪役の告白を超えて、超人社会の歪みを象徴する名シーンとして刻まれています。