山岡家の破壊的な美味しさを形作っている主たる要素は、スープの塩分と脂質の絶妙なバランスです。生化学の観点から見れば、ヒトの脳は「糖質(麺)×脂質(ラード)×塩分(醤油・味噌ダレ)」が一定以上の高密度で結合した瞬間に強烈な快楽報酬シグナルを発出します。山岡家のスープには約40〜60gの脂質と、厚生労働省が推奨する成人1日あたりの目標量(男性7.5g未満、女性6.5g未満)を一杯で超過する約8.5〜10.5gの食塩相当量が含まれています。
特に注意すべきは肉のトッピングです。チャーシュー麺のカロリー比較を行うと、レギュラーラーメンに対して肩ロース肉のチャーシューが追加されることで、熱量は約200〜250kcal増大します。山岡家のチャーシューは秘伝のタレでしっかりと煮込まれた本格派であり、良質なタンパク質が補給できる反面、豚脂の溶け出したスープと相まって脂質量は成人男性の1日目標摂取量の上限に肉薄します。
さらに見過ごせないのがサイドメニューの存在です。ラーメンの相棒として頼まれがちなチャーハンは1皿で約680kcal、手包み風の皮がパリッと香ばしい特製ギョーザは6個で約330kcalを誇ります。もし特製味噌ラーメンにチャーハンとギョーザをセットで注文した場合、総摂取エネルギーは一撃で約2,060kcalという天文学的数値に達し、成人男性の1日分の所要量を一食でほぼ満たしてしまう計算になります。