枚方市内で事前予告なしの花火が打ち上げられる際、過去の事例と保安規制から導き出される有力な打ち上げ場所は主に2つのエリアに絞られます。現場の立地条件と目撃証言の交差点から、その地理的要因を分析します。
最有力候補地として常に挙がるのが、淀川河川公園枚方地区(枚方宿・三矢地区周辺河川敷)です。淀川の広大な高水敷は、煙火打揚に必要な保安距離(観覧者や建築物から一定の安全距離を確保する基準)を十分に満たせる数少ない開けた空間です。高槻市側の大塚地区や唐崎地区からも一直線に視界が開けているため、「対岸の高槻側からもはっきり見えた」「樟葉寄りではなく枚方市駅の西側正面に見えた」という証言の多くは、この河川敷一帯からの打ち上げを裏付けています。
もう一つの有力候補が、老舗遊園地であるひらかたパーク(ひらパー)園内、あるいはその隣接エリアです。ひらかたパークでは、特定のシーズンイベントや貸切営業、周年記念行事などの一環として、閉園前後の時間帯にプライベート感のあるサプライズ花火を打ち上げる歴史があります。山側や光善寺方面、香里園方面から「観覧車の方向に見えた」という証言が集中する場合は、ひらパー園内が発揚拠点となっているケースが極めて濃厚です。