インターネット上の古い情報や真偽不明の裏技の中には、重大事故に直結する危険極まりない誤解が溢れています。以下の接続方法は絶対に避けてください。
❌ ガス管への接続(引火・爆発の危険)
過去に「金属の配管だからアースになる」と誤認してガス管にコードを巻き付ける事例がありましたが、言語道断の危険行為です。漏電時に発生した微小な火花がガス漏れと重なった場合、大規模な爆発・火災を引き起こします。法令(消防法および電気設備技術基準)でも厳格に禁止されています。
❌ 水道管への接続(感電および無効化)
昭和の時代には金属製水道管への接地が見られましたが、現在の住宅配管は耐震性や防食性の観点から「架橋ポリエチレン管」や「塩化ビニル管」といった非伝導性の樹脂パイプが主流です。見えている蛇口部分が金属であっても、地中までの経路で絶縁されているためアースとして機能しません。それどころか、漏電時に水道水や蛇口へ高圧電流が回り込み、入浴中や洗面中の同居人が重大な感電被害に遭うリスクがあります。
❌ 電話用アースや避雷針のアース線への相乗り
弱電設備である電話線用のアースや、落雷の大電流を逃がす避雷設備へ家電のアースを接続することは禁じられています。落雷時に数万アンペアを超える超高電圧が家電側へ逆流し、家電製品の爆砕や屋内火災を誘発します。
❌ コードの芯線を露出させたまま放置
「アース線をつなぐ場所がないから」とコード先端の被覆を剥いたままプラグの根元に巻き付けたり、電源プラグと一緒にコンセント穴へ無理やり差し込んだりする行為は、トラッキング現象による火災の主因となります。接続できない場合は先端を絶縁テープで確実に保護し、電源プラグから離して固定しておく必要があります。