歩行姿勢の意識と並行して取り入れたいのが、足部アライメントを物理的にサポートするインソールや適切な靴選びです。ただし、選び方を誤ると逆効果になるため注意が必要です。
靴の外側が減るタイプに最適なのは、「ヒールカップが深く、かかとの骨(踵骨)を直立に保つ構造」を備えたインソールです。かかとが外側に倒れ込むサピネーションを防ぐには、外側を無闇に高くするよりも、かかとをしっかりとホールドして距骨下関節の過度な動きを抑え、内側縦アーチと横アーチを同時に支える立体形状が適しています。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
市販の高機能インソールやサポートシューズを導入する際は、以下の基準で判断することをおすすめします。
- 即座に導入をおすすめできる人:靴の外側が削れる自覚があり、まだ膝や腰に強い痛みがなく、すねや太もも外側の疲労感を軽減したい人。かかとが硬いウォーキングシューズやスニーカーを履く機会が多い人。
- 慎重になるべき・専門医の受診が先決な人:すでに膝の曲げ伸ばしで激痛がある人、足首の変形が著しい人、左右で靴底の減り方が極端に異なる人。これらは骨関節の器質的疾患や顕著な脚長差が隠れている可能性が高いため、自己判断でインソールを選ぶ前に整形外科や足病専門外来を受診してください。