近年の地球温暖化は、東京の夏を過酷なものに変えた。特に下町特有のヒートアイランド現象に悩まされる台東区において、この施設が果たす役割は大きい。2026年夏、館内には最新の遮熱ガラスと壁面緑化システムが導入された。これにより、消費電力を最小限に抑えつつ、冷えすぎない快適な空間が維持されている。
「外を少し歩くだけで目眩がするような日でも、ここに来れば救われる」。そう語るのは、近所に住む70代の男性だ。ロビーエリアは無料の「クーリングオアシス」として開放されており、運動をしない人でも気軽に涼を取ることができる。地域住民の命を守るインフラ。それが今の姿だ。