ホラーマンを語る上で欠かせないのが、独特の甲高い声と「ヘロヘロ〜」「ホネホネ〜」という印象的な口癖です。この唯一無二のキャラクター性を確立したのが、初代声優を務めた肝付兼太さんでした。『ドラえもん』のスネ夫役や『にこにこ、ぷん』のじゃじゃまる役でも知られる肝付さんは、狡猾さと愛嬌が同居する絶妙な芝居で、ホラーマンに唯一無二の愛され要素を注入しました。
しかし、2016年10月に肝付さんが肺炎のため80歳で逝去。長年親しまれた名演の幕引きに、アニメ界やファンには大きな悲しみが広がりました。制作現場とファンの間で後任に大きな注目が集まる中、2017年より2代目声優としてバトンを引き継いだのが矢尾一樹さんです。
『ONE PIECE』のフランキー役や『名探偵コナン』など数々の名作で知られる矢尾さんは、肝付さんが築き上げた軽妙なリズムや独特のトーンを徹底的に研究・尊重しつつ、見事な表現力でホラーマンのキャラクター性を現代に継承しました。関係者の証言や当時のアニメファンの間でも「違和感なく肝付さんの魂が受け継がれている」と絶賛され、声優交代劇の理想的な成功例として語り継がれています。