実際に国内の「白ドレスコードイベント」に参加した一般参加者や関係者は、現場の様子をどのように受け止めているのでしょうか。音楽イベントや交流パーティーの現場参加者への取材から見えた実態を整理します。
都内のホワイトパーティー(東京のクラブイベント)に定期的に参加していた20代後半の女性会社員は、次のように語ります。
「夏の風物詩として、友人と白いワンピースを揃えてSNS用の写真を撮りに行く感覚でした。会場内はEDMやヒップホップが流れるごく普通の音楽イベントで、怪しい雰囲気は一切ありませんでした。米国で事件が起きてから『ホワイトパーティーに行ってきた』と言いづらくなったのは少し残念です」
一方、会員制バーやプライベートクルーズなどで開催される個人の貸切パーティーについては、別の側面も指摘されています。港区のラウンジに勤務するバーテンダーはこう明かします。
「起業家やインフルエンサーが主催する白縛りの貸切パーティーは、実質的なマッチングや人脈形成、あるいは暗号資産などのビジネス勧誘の場として機能しているケースが見られます。犯罪行為のようなものではありませんが、主催者のコミュニティ次第で空気感はまったく異なります」
公的な商業フェスや伝統あるディナーイベントと、クローズドな個人主催のパーティーでは、同じ「ホワイトパーティー」という呼称であっても空間の透明性に決定的な違いが存在します。