ダンビラムーチョの真骨頂といえば、漫才やコントの中で突然炸裂するダンビラムーチョ大原 歌唱力の圧倒的な高さです。小太りな男性が口を開けた瞬間、まるでサザンオールスターズの桑田佳祐やMr.Childrenの桜井和寿が憑依したかのような、太く伸びやかなハスキーボイスが会場を包み込みます。
バラエティ番組のカラオケ採点企画や「歌うま芸人」特集に出演した際も、音程の正確さのみならず、ビブラートや声帯の使い方、感情の乗せ方に至るまでプロミュージシャン顔負けの技術を披露し、共演者や審査員を唸らせてきました。お笑いファンが求める「笑い」の文脈に、純粋な音楽的「感動」が割り込むカタルシスは、彼らだけの専売特許です。
さらに、彼らの名を全国区へと押し上げた最大の功績は、YouTubeチャンネルで展開された「野球部シリーズ」です。「監督に理不尽に怒られた時のベンチの空気」「弱小校のアップと強豪校のアップの違い」「声出しだけ異常に気合が入っている補欠部員」など、野球経験者であれば誰もが胸を締め付けられるようなリアルな描写がSNS上で拡散。登録者数・総再生回数は右肩上がりに急伸しました。