消費者の行動様式を変えたもう一つの巨大な要因が、プラットフォームの進化だ。深夜にお腹を空かせたユーザーは、もはや街をさまよわない。スマートフォンのGoogle マップで「現在営業中」の店舗を秒単位で検索し、レビューサイトの食べログで評価を確認してから目的地へ向かう。
さらに、Uber Eatsをはじめとするデリバリーインフラの浸透は、店舗のあり方そのものを変えた。客が店に足を運ばなくても、ゴーストキッチンやデリバリー特化型の運用によって深夜の需要を獲得できるようになったのだ。リアルな店舗の明かりが消えても、デリバリーのバイクが街を駆け抜ける。深夜の食生態系は、空間を超えたデジタルネットワークの上で再構築されている。