嵐の歴史を語るうえで外せないのが、全50公演・総動員数237万5,000人という日本記録を打ち立てた『ARASHI Anniversary Tour 5×20』です。オープニングを飾った『感謝カンゲキ雨嵐』で幕を開けたこのツアーの曲順は、まさに20年間の歩みを網羅した集大成でした。『A・RA・SHI』『Monster』『Love so sweet』といったミリオン級の代表曲を惜しみなく連発しつつ、中盤にはピアノ一本で魅せた櫻井翔のソロから始まる『果てない空』など、静と動のコントラストが際立つ構成でした。
そして2020年大晦日、無観客生配信で行われた『This is 嵐 LIVE 2020.12.31』のセットリストは、今やファンの間で「奇跡の構成」として語り継がれています。『ワイルド アット ハート』で華やかに始まり、クライマックスへと向かう中での『The Music Never Ends』、そして活動休止前最後の歌唱となった『Love so sweet』。別れの寂しさを滲ませるのではなく、「音楽は終わらない」「明けない夜はない」という力強いメッセージを曲順そのものに込めた構成は、極めてエモーショナルな演出として音楽関係者からも極めて高い評価を受けました。